円ペソ換金が一番お得なのは両替?全方法を比較解説します
フィリピンの現地通貨であるペソを入手しようとする際には両替がすぐに浮かぶと思いますが、実は他にもお得な方法があるのをご存知でしょうか?
長期での海外滞在では、日本円で大金を持ち込み、その都度ペソに両替するというのはあまり現実的ではありません。
結論は「クレカを使ったショッピングやキャッシングが一番お得」ということを説明していきます。
「円ペソの両替(換金)ってどんな場面で何がお得なの…」
という疑問にお答えすべく、両替する額や状況に合わせた、最適な資金繰り方法をまとめました。
本記事では
・円からペソに両替(換金)する方法まとめ
・ペソへの両替が不要なショッピングでおすすめのクレカ
を紹介していきます。
では詳しく見ていきましょう!
円ペソのレートの推移で平均値を知ろう
過去1年、5年の円ペソ のレートになります。
過去1年はだいたい1ペソ 2.0~2,2円ほどで推移していて、過去5年を振り返ると2.7円前後の頃もあり年々円高になっているのがわかります。(日本から留学する場合はかなりお得になっています)
1万円を両替すると4500~4700ペソくらいになると想定しておくとよいでしょう。
円からペソを入手する方法総まとめ
両替所で円からペソへ
現地通貨を得ようとする時にやはり一番シンプルな方法は「両替」です。
日本国内や、現地の空港、銀行など様々な場所に配置されており、窓口の人とコミュニケーションを取ります。
円からペソに両替してもらうので英語に自身がない方は少しだけ不安かもしれません。両替時にパスポートの提示を要求される場合が多いので、すぐに提示できるようにしておく必要があります。
おすすめの方
・現地で知りうる安めの両替所へスムーズにアクセスできる(ガイドがある)
・序盤に発生する英語でのコミュニケーションに抵抗がない方
円ペソ両替にかかる手数料
基本的には、お得なのは街中の両替商、次にフィリピンの空港で、日本の空港はレートが良くありません。
当たり前ですがATMは使わないので、海外ATM利用料はかかることはありません。
例えば5万円をペソに換金しようと思うと、一番レートの良い、市街地のモール内の両替所で
実施いつ5万円×2.76%=約1380円ほどの手数料がかかっています。
ポイントとしては2万円以下の小額の両替の時においては、ATMの手数料を取られない分、一番お得なペソの換金方法になります。
円ペソ両替がお得な場所
上述したようにできるだけフィリピンに到着してから、空港を後にしてから街中のモールで両替をするのがベストです。
日本での両替は余程海外に慣れていない方以外は選択肢から除外すべきです。
空港ではタクシー代のみ2000円前後の小額のみ両替をして現金でペソを用意するか、中級者以上は現地のタクシー配車アプリ「Grab」に現地で活用して、タクシーを配車して、クレジットカードでのキャッシュレスで移動するのが吉です。
両替について詳しく知りたい方はこちらから
クレカキャッシングで円からペソへ
続いてクレジットカードの海外キャッシングでのペソの引き出しをご紹介します。
「キャッシング=借金」のイメージで躊躇される方もいますが、実際海外で気軽に現地通貨を引き出す方法として、キャッシングは一番お得でメジャーな手段です。
仮に両替だけでペソを入手しようとすると、日本から滞在中に必要な費用を全て現金で持ち込むことになります。
例えば6ヶ月フィリピン留学される方で、現地のペソと両替するための40~50万円を、全て現金で持ち込むのは現実的ではありませんよね。
なので、現金持ち込み以外で、海外キャッシングのように(間接的に)日本の銀行口座からいかにしてペソを引き出すかというのが大切になります。
おすすめの方
・キャッシングは一応借金であるが、手数料を抑えられる手段として精神的負担を感じない方
・実は1番お得なペソの引き出し方法であると認識している方
・圧倒的におすすめできるクレカを持っている方
クレジットカードキャッシングについて詳しく知りたい方はこちらから
クレカキャッシングにかかる手数料
海外キャッシングに伴って発生する利息は一般的に「年間で元金の18%」前後です。
これを日割りにすると毎日0.049%の利息、5万円を引き出した場合毎日だいたい25円位の利息が、利用日から引き落とし日の期間でついてきます。
前月16日~当月15日までに利用した分を次月の10日に支払うものと考えると、その期間はだいたい26~56日の幅になります。
5万円を海外でキャッシングし、次月の引き落とし日に一括返済する場合、発生する利息(手数料)の最高値は
5万円×18%×(56日/365日)=約1380円
先程の現地での両替とほぼ変わらないくらいの手数料ですね。
クレカキャッシングの繰り上げ返済
クレジットカードでの海外キャッシングのメリットはその利息を限りなく減らすことができることにあります。
次月の引き落とし日を待たずして「繰り上げ返済」を行うことで、さらに手数料(利息)を抑えることができるのです。
海外でキャッシングしてから3日で繰り上げ返済を行う場合に発生する手数料は以下のようになります(手数料は目安です)。
5万円×18%×(3日/365日)+フィリピンATM設置手数料450円=約524円
繰り上げ返済をすると全体で1%ほどの手数料しかかからないことがわかります。
繰り上げ返済は少し複雑なのでこちらの記事もチェックしてみてください。
クレカキャッシングにおすすめはセディナ
セディナカードの特徴として挙げられるのが、海外キャッシングをした直後にネットのみで繰り上げ返済を完了できることです。
メリットは
・カード年会費無料
・カード会社側の海外ATM手数料無料
・電話不要(即時ネット完結はセディナのみ)
・振込手数料不要
といったところです。
ネットですぐに繰り上げ返済できるのは現状セディナカードのみなので、基本的にはフィリピン留学に数ヶ月行かれる方は全員必携です。
デビットカードで円からペソへ
デビットカードで現金引き出しできるの?という声があるかもしれませんが、ネット銀行を中心にデビット機能を持ったキャッシュカードが出てきています。
クレジットカードとは違って、「今銀行口座にある額面以上は引き出せない」という制約があるので、自覚なしに現金を使い込んでしまうことがありません。
クレジットカードと違い審査も比較的緩く、学生も発行することができる、おすすめのペソの引き出し手段です。
おすすめの方
・未成年で資金繰りの自由度が小さい
・自分のお金の使い方にやや不安がある
・でもお得に便利にペソを引き出したい
デビットカードのペソの引き出し手数料
ATM出金手数料がかかったりかからなかったりとカードによって差異はありますが、だいたい1.76~3.0%の事務手数料がかかります。最安のソニーバンクウォレット(VISA)の一例が以下になります。
5万円×1.76%+フィリピンATM設置手数料450円=1330円
フィリピンではATM利用料がかかる分、トータルでは少々手数料は高くつくので、手軽さと天秤にかけて判断したいところですね。
デビットカードについて詳しくはこちらの記事でチェック
フィリピンでおすすめなデビットカード
いくつかおすすめがある中で上記で触れた、15歳以上が発行できる「ソニーバンクウォレット(VISA)」と「住信SBIデビット」を紹介します。
メリット
・手数料率が最安
・開設済みのソニー銀行で「外貨預金口座」を開いておくことで、そこからダイレクトに外貨を使う(ショッピング利用)ことができる
この場合、ソニー銀行の海外事務手数料1.76%はかかりません。また、外貨預金が足りない場合でも、自動的に不足分だけ普通口座から外貨をチャージしてくれます。
フィリピン留学において人気のある「住信SBIデビットカード」は手数料率が2.50%の代わりにATM引き出し手数料が無料なので、3万円未満の少額引き出しだとお得になります。
その他の円ペソ換金方法
現金引き出しといえば、キャッシュカードと言われていたのが、一昔前の話。現在は上記で説明したように、様々な海外での現地通貨の引き出し手段があります。
※長年海外で使えるお得なキャッシュカードとして知られていた新生銀行は2018年12月をもって利用が終了してしまいました。
プリペイドカードでペソを確保する
フィリピンでのプリペイドカードは、「pre(前もって)」「paid(支払われる)」という名の通り、「事前にチャージしたお金の分だけ、現地で通貨を使うことができる」というカードです。
現地での通貨が欲しいときに、お金を日本円でチャージしておくことで、フィリピンでその土地の通貨で現金の引き落としができますね。
代表的なプリペイドカードは、「マネパカード」ですが、
マネパカードは、入会費・年会費無料。・チャージ手数料無料、為替手数料が無料(チャージした外貨をその通貨圏で利用する場合)です。
ただ実際のところフィリピンでの利用においては、
・事前に米ドルをマネパカードにチャージする必要あり
・ペソは為替手数料3%(米ドル換算)がかかる
・ATM引き出し手数料が1回につき2米ドルかかる
と何かと手数料が加わってきます。
前述の通り、これに加えてフィリピンでは現地ATM引き出し手数料が450円ほどかかるので、おすすめのクレカとの比較で現金の引き出しが安いとは言えません。
プリペイドは、現地でスキミングに合い、情報を抜き取られるということはない!というのはたしかにその通りなのですが、そもそもプリペイドカードのみで現金の利用を乗り切ろうとすることにリスクがあります。
クレカやデビットなどの選択肢の1つのオプションとして利用するくらいがちょうどいいと言えそうです。
プリペイドカードに付随してFXを使った換金方法もありますが、円ペソでの換金で決してお得とは言えません。
・プリペイドカードにチャージして支払う
・換金した現地通貨を国際キャッシュカードを使って引き出す
といった手続きを踏む必要があります。
FX口座から出金するまでの手数料(2500円)、普通口座に既に現金があるならまず発生することのない、銀行外貨受け取り手数料などがかかります。
手続き煩雑さや手数料の高さを考えると、フィリピンで現金を引き出す際は、クレカキャッシングや現地での両替の方がお得になるケースが多いです。
円ペソで両替せずカード払いもお得
ここまで、フィリピンでのペソへの様々な換金方法をご紹介してきましたが、ここで考えていただきたいのが、海外でのクレジットカード払いの手数料は実際何円かかるのかということです。
フィリピンでのクレカ利用における手数料はご利用額の1.6%程度です。
フィリピンでは、普通にクレジットカード払いで済ませることができるところでは、むしろ積極的にクレカを使ったほうがお得なのです。
海外ショッピングであっても、還元されるポイントが2倍になるようなクレジットカードも存在します。
両替して手数料をかけるより、クレジットカードで手軽に支払いをしてポイントをお得に貯める方が賢明です。
実際にフィリピンではどういった所でクレジットカード支払いができるのでしょうか?
利用できる場所(状況)
・外国人が多く利用するモール
・マクドナルドなどのチェーン店
・外国人が利用する街中のお土産屋(大規模小売店)
・街中の小綺麗なレストラン
・「grab」などの配車アプリでのタクシー利用
・ホテルなどの宿泊施設
こういう場所では、日本人などの観光客の買い物の利用が想定されています。
VISAやMasterCardであれば提携しているお店も多く、積極的に利用していくのが良さそうです。グルメ系ではダイナースクラブやアメックスが使えるお店もあります。
マニラのSMモール・オブ・アジアなど、大きなショッピングモールであっても、入っているお店によってクレカの利用可否が異なるので、お店選びではチェックが必要です。(基本的には問題なく使えます)
利用できない場所
・郊外にあるレストラン・小売店
・留学先の語学学校(学校に支払う現地費用はどの学校も基本的には現金での支払いです)
・バイクタクシー
日本と同じく現金のみの支払いはローカルの飲食店やタクシーなどです。また注意すべきなのが学校へのビザ代・テキスト代などの現地費用支払いは原則どの学校も現金が必要です。
海外で使えるオススメのクレジットカード
フィリピンに持っていくと便利なクレジットカードをご紹介します。
選定基準は①ポイント還元率(マイル貯まりやすい)②海外で不可欠な海外保険などのオプションの充実度
にとにかくこだわりました。
楽天ゴールドカードなど持っているだけでとてつもなく便利なカードももちろんございますが、今回はあくまで海外、特にフィリピンでの活動でどれだけ、その威力を発揮するかというところに焦点を当てました。
海外で使えるクレカ:①学生専用ライフカード
こちらのライフカード、18~25歳の高校生を除く学生のみが申し込める(卒業してからも引き続き利用できる)という制約があるのですが、事前登録での海外利用金額の5.0%がキャッシュバック還元されるという強烈な充実っぷりです。
主なメリット
・海外利用金額の5.0%がキャッシュバック還元
・誕生月はポイント3倍
・手厚い海外保険とアシスタンス・サービス
海外保険については、自動付帯で海外渡航中の死亡・後遺障害などを最大で2000万円まで保証しています。
まさに海外で利用するために生まれてきたようなクレカと言っても過言ではないでしょう。
学生の人は今すぐ申し込むのが良いと思います。
海外で使えるクレカ:②Orico Card THE WORLD
オリコカードが海外旅行や出張jに出かけるためのカードとして発行しているのがこちらのOrico Card THE WORLDです。年会費は初年度無料、2年目以降9800円と少々高額ですが、それを補って余りある特典があります。
主なメリット
・海外利用時は2倍還元、入会後半年間は月間で1%加算して還元
・溜まったポイントはANA・JALのマイルに手数料無料で移行可能
・海外旅行保険が最高5000万円と圧倒的に充実
海外利用時は無条件でポイント二倍というのはやはり非常に助かりますね。もちろん空港ラウンジサービスや手荷物の宅配無料サービスも充実しています。
そして特筆すべきは、自動付帯で付いてくる最高5000万円の海外旅行保険です。きちんと利用規則は留意しておく必要がありますが、持っているだけで海外ではかなりの安心感を得られると言えます。
ポイントの有効期限が1年ということで、年間5万円以上のカード利用がポイントを運用する上では必須なので、そこはデメリットになりうると認識しておきましょう。
円ペソ両替、キャッシング、クレカ払い、上手に支払いを
いかがでしたでしょうか。
円からペソで一番オトクな両替(換金)方法は?という内容で解説してきましたが、まず現金でのお支払いかクレジットカード払いができるのかなど状況に応じて使い分ける必要があります。
ペソ換金で一番お得なのはやはりセディナカードでの海外キャッシングです。
またライフカードやOrico Card THE WORLDは、フィリピンにおいてクレジットカード払いをする場面において非常にお得です。
両替は簡単ですが、他の方法も知ることで、お得なお支払いでフィリピンでの生活をより豊かなものにしていきましょう!
HANASERUでは、フィリピン留学に必要な諸手続きも合わせて、フィリピンへの留学経験豊富なあなたのフィリピン留学をサポートしていきます。
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